広告収入で稼ぐユーチューバ―といった職業まで誕生し、最近では芸能人まで取り組んでいるYoutube。
視聴者数でもテレビを遥かに追い抜いたこともあって、大企業も広告を出すなど、集客効果も非常に伸びています。
無料で動画をアップして広告代わりにも出来ますので、ぜひ取り組みたい所ですが、やみくもに動画を作っても効果はありません。ユーザーが多過ぎて、見る側の目も肥えているのです。
そこで今回は、日々、大量に動画がアップされる中で、埋もれずに集客に繋げられるYoutubeの使い方について解説します。
集客を始める前にやっておくべき事
まず初めの一歩は、あなたのライバルリサーチです。
- Youtubeの検索ボックスの所に業種やサービス名などのキーワードを入れて検索
- フィルタで視聴回数順に並べ替え
これでそのキーワードでの視聴回数の多い動画順に並べられるので、その動画をクリックし、“チャンネル登録数の多いもの”を5~10個ピックアップしましょう。
※再生回数を指標にしないのは、テレビ番組を違法にアップロードしていたり、芸能人の名前で再生回数を稼いでいたりする動画もあり、参考にならないからです。
チャンネル登録数が多いということは、それだけファンがいるということですので、チャンネル登録数の方を指標にしましょう。
参考元:美容家 田中愛の美容動画
そして、ピックアップした人気のあるチャンネルの「名前の付け方、配信内容、概要、説明文」を真似るのがお勧めです。
なお、同業のライバルの場合にはさすがに気が引けますので、丸パクリではなく参考にオリジナルで文章を作りましょう。
チャンネルを開設する
事前準備が整った所で、自分専用のチャンネルを開設しましょう。こちらに詳細な手順が記載されています。
なお、集客目的の場合には、広告は出さない設定がお勧めです。
チャンネルの概要をまとめる
何の情報が得られるチャンネルか分かりやすくするために、事前準備で作成したチャンネル名や概要、各種URLなどを記載しておきましょう。
動画撮影
配信の準備が整った所で、いよいよ撮影に入りますが、ここでも事前準備が大切です。
それは何をするかというと、動画のシナリオを用意します。
一つの動画で一つのメッセージ、そしてきちんと結論に結び付くように起承転結で作りましょう。
イメージとしては、テレビのコントや漫才と同じで、オチを作る感じです。オチの無い漫才は、グダグダと何が言いたいのか分かりませんし、面白くありませんよね。
これはYoutubeも同じで、伝えたい事がはっきりしなかったり、色々詰め込み過ぎて話があっちこっちに行ったりすると見るのを止めて他の動画を探しに行ってしまいます。
また、我々は芸能人やアナウンサーのように上手に話せませんので、アドリブも効きません。どんなに話し上手といわれる人でも所詮は素人です。
ですので、しっかりと準備して、リハーサルなども行いましょう。
最適な長さ
あなたのメディアですので長さは自由ですが、一つ相反するポイントがあるのでお伝えしておきます。
まず、視聴者が長い動画を見てくれるとYoutubeからの評価が上がります。するとYoutubeトップ画面に表示されやすくなるというメリットがあります。
ただし、尺が長いと最後まで見られなくなるというデメリットもあります。内容にもよりますが、10分以上になってくると途端に閲覧率が下がります。
兼ね合いが難しい所ですので、様子を見ながらパターンを変えて作ると良いと思います。
撮影方法
一昔前のようにハンディカメラのような物は無くても大丈夫、スマホで十分きれいに撮影できます。
Youtubeは基本的にパソコンかスマホで見る動画ですので、テレビのような大画面で見ることはありません。
今どきのスマホであれば、かなり高画質で撮影できます。
ポイントは横向きで撮ることです。個人で楽しむ場合には縦横どちらでも構いませんが、Youtubeで再生される場合には横向きですので、スマホの向きにご注意ください。
また、パワーポイントを映して説明したり、複数人で通話している状態で撮影したければ、zoomというサービスがお勧めです。
zoomとはオンラインミーティングするためのサービスですが、一人語りも可能で、録画機能が付いているので非常に便利です。
1回40分以内の撮影であれば無料で利用できます。
音楽・BGM
オープニングやエンディングに入れる音楽も、無料で何千曲も配布されています。
これがあるだけで一気にかっこよくなるので、ぜひ利用してみてください。
Youtubeオーディオ ライブラリ(無料)
https://www.youtube.com/audiolibrary/music
Youtube Premium(有料)※著作権付きの音楽を使いたい場合にはこちらになります。
https://www.youtube.com/premium
動画を10~20本作ったら
動画に作り慣れてきたら、オープニング動画を作りましょう。
これは何かというと、あなたのチャンネルに登録していない人が、チャンネルを見に来てくれた際に、自動でチャンネル登録を促す動画を流す事ができる設定です。
これを見て判断されることも多いので、いきなり作らずに慣れてからの方がオススメです。
チャンネルを開いた時にこのような感じで自動再生されます。
参考元:ハズム
Youtubeのアクセスアップ法
一番重要!タイトルとサムネイル
動画の再生回数を増やすために最も効果が有るのが、タイトルとサムネイルです。
タイトルは検索に引っかかるためと、検索結果に表示された時に見ようと思わせる役目があります。
そして同時に大切なのがサムネイル。これはクリックして再生を誘うものですので、インパクトが重要になります。
例として、有名なユーチューバ―のチャンネルを掲載しておきますので、どういう風にインパクトを付けているか、参考にしてください。
参考元:みきママチャンネル
参考元:HikakinTV
ポイントとしては、色数を1つのサムネイルにつき、2~3色に抑えること、強調したい文字は補色で強調することです。
補色とは、正反対に位置する関係の色の組合せのことで、相対する色を使うことで強調できる性質を持ちます。
青系なら黄色から赤系、緑系ならピンクから紫系と、正反対にある少ない方の色が補色となります。
例えば全体が青っぽい画像であれば黄色の補色、全体が赤っぽい画像であれば青から緑色が補色になります。
さらに、文字に枠を付けたり、数字を大きくしたりするとより強調されて目立ちます。
バナーの作成はこちらが便利です。
バナー工房(無料):
https://www.bannerkoubou.com/
Google、Yahoo!、Youtube内の検索結果
Webサイト同様にGoogleやYahoo!などの検索結果対策(SEO対策)が有効です。なお、Youtube内の検索対策としてもやることは同様で、タイトルと説明文のキーワードからピックアップされます。
つまり、タイトルと説明文にあなたが検索されたいキーワードをちりばめる事が対策となります。
逆算テクニック!
検索されたいキーワードをタイトルや説明文に書くことでSEO対策になるということは、逆に考えれば『検索されるキーワードに関する動画』を作れば良いですよね。
検索されているということはそれだけ需要が高いということですので、そんな動画が沢山あれば人気のチャンネルになりうるということです。しかもそういうキーワードが分かっていればネタにも困りません。
ということで、人気キーワードを見つけるテクニックを紹介します!
ここでカギとなるのがユーザーのニーズが分かる「サジェスト キーワード」です。
サジェストとは「予測変換」のことで、Googleなどの検索サービスでキーワードを入力した時、そのキーワードと一緒に検索される可能性が高いキーワードが自動的に表示されますよね。
ここで表示されるキーワードは、需要が高いために表示されます。
つまり、このキーワードを集めて、それに関する動画を作れば自動的に需要の高い動画になると言えますよね。
ということで、サジェストキーワードをまとめて抽出できるサイトを3つご紹介します。
どのサイトもやってくれることは同じですので、使いやすいサイトをブックマークしておくと便利です。
Youtubeの関連動画
実はYoutubeの再生回数UPに最も影響があるのが、関連動画に表示されることで、訪問者の約40%がここから来ると言われます。
関連動画に表示される方法としては、動画のアップロード時にタグを設定することです。
タグの内容は自由に決められますので、サジェストキーワードやあなたの業種やサービス名称などから適したものを設定しましょう。
ブログやSNSなどからのリンク
動画の掲載が終わったら、ブログやFacebook、ツイッター、LINE@などでシェアすると、そこからも訪問されますので、積極的に宣伝しましょう。
Youtube集客で必ずやるべきポイント
それは『エンディングを入れる』です。
動画の終わりに「チャンネル登録してね」とか「いいね!をお願いします!」といったしてほしい事をはっきりと伝えましょう。
商品説明動画であれば「詳細は説明欄のURLからご確認ください!」といった誘導も良いと思いますし、LINE@への登録を促すのもアリです。
とにかく集客目的なのですから、何かしらしてほしい行動を明確に伝えることが大切です。
まとめ
Youtubeは集客力が高いです。そしてまだまだ乗り遅れているということもありませんので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
なお、自分の声に聞き慣れるまでは違和感があります。私も最初の頃は、どうにも気恥ずかしくてまともに再生できませんでした。
ですが、5本、10本と撮影していく内に自然と慣れますので、割り切ってトライしていくのがオススメです。
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