コピーライティングさえあれば何でも売れる?

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極稀にですが、「コピーライターに頼めば何でも売れる。もし売れないとすれば、そいつは三流ダメコピーライターだ」と、おっしゃる方がいます。または、「10の物を100に見せて売れるようにするのが、コピーライターの仕事だ」という方も。

どういう経緯でそういった考え方を持ってしまったのかは解りませんが、色々と大分ズレているなと。。

もしかするとコピーライター側にも、誤解させてしまっている部分が有るかもしれないですね。

今日はそこら辺のお話をしたいと思います。

まず、そもそも論として、売れない物は何をやっても売れないです。「アラスカで冷蔵庫を売る」だとか、「砂漠でコタツを売る」だとか。営業ノウハウ本などで例を出されることがありますが、必要とされないものは売れません。

「ニーズを掘り起こせよ!」という気持ちも分からないではないですが、商品または販路を変えた方が、ラクで大きい結果が出ます。

これを無理やり引き受けて売ろうとすると、嘘や誇大広告を使うハメになってしまいます。もっとも、嘘や誇大広告をたくさん見てきた、もしくはやってきたから、こういう発想が生まれてしまうのかもしれませんが。

で、こういった商品でも引き受けてしまうコピーライターがいるのも事実です。目先の小欲に負けてしまうのでしょう。

「じゃあ、お前はどうしてんの?」

私の場合は、商品(コンセプト含め)の変更が、可能な場合には請けています。商品が凝り固まっている場合は引き受けません。

全く売れていない状態で、商品やコンセプトは1ミリも変更できないとなると、まず売れません。無理なものは無理です。

そうではなく、柔軟にコンセプトを変えたり見込み客の本当のニーズに応えて商品を変えることができる人であれば、喜んでお受けしています。

正直に言うと、コピーライティングの小手先のテクニックを駆使すると、10の物を100に見せて売ることは出来てしまいます。

ですが、それは嘘と誇大、そして詐欺です。詐欺の片棒を担いで販売者のみを幸せにするなどというのはまっぴら御免です。

100の物を10でしか表現できない人が、持っている本質的価値を引き出すのが、コピーライターの仕事だと思っています。

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